こんばんは。
一昨日から、たくさんの方がブログを(第一期のブログ含めて)読みにきてくださってます。ありがとうございます。
すごく心配なその気持ち、とても共感しています。
去年の5、6月頃の、あの霧の中を彷徨うようなしんどさの理由が少し分かったような気がするのも事実です。
ただ、今は、ブログを通じて彼にメッセージを送れるような勇気も、立場も、持ち合わせていません。ごめんなさい。
今は、彼が穏やかな環境でゆっくり過ごしてくれることだけを願っています。そっと見守りたいと思います。
ここでは、通常運転で書いていきます。
前回に続き、NCT2021のアルバムUniverseから、今日は、イリチル(NCT127)のEarthquakeのことから書いてみようと思います。
Track Video
実は、アルバムUniverseの中で、ryoyu的ランキング上位の曲なんです。
メロディも、メンバーのボーカルやラップも、個人的にすごく好みなのです。
ところが、好き!好き!大好き!!と書くのがなかなか難しかった。
なぜか。
ファンの間では、演出含めてSNS上で物議を醸したからです。
タイトルもそのままですし、トラックビデオやティーザー写真からも、地震によって既存の物が破壊されている演出になっています。
歌詞を聞けば、そのような意図はなかったことがよく分かります。
変わらないこと、立ち止まることを良しとせず。
変化させていくんだ、ひっくり返して作り直すんだと宣言しています。
でも、受け止める側にとっては、特に大地震による被害を受けた方々にとってはトラウマを想起させる恐れもある。
そのような批判的な意見を聴いて、たしかにそのとおりだな、と思いました。
他方で、じゃあ、この表現方法は間違っていたのだろうか?他の演出が正解だったのか?
その答えは、なかなか出ません。
似たような葛藤を、「恋」をテーマにした曲で感じることがあります。
恋の曲は、その多くが「男女の恋愛」に関する歌詞です。
従来は、それはそうだったかもしれないけれども、今、多様性やダイバーシティがこれだけ普及している中で、表現者や受け止める側のSOGIだって多様化していることが理解されるようになってきましたね。
そんな中で、推したちが男女の恋愛をテーマにした恋の曲を歌っていると、それを歌っているメンバーの中に苦しい思いをしている子はいないだろうか、それを聴いているファンの中で悲しい気持ちになっている子はいないだろうか、と、心配になることがあります。
だからと言って、じゃあ、男女の恋愛をもう歌わない方がいいのか。
それは、またちょっと違うような気がするのです。
受け止める側への配慮はもちろん必要なのですが、すべての人に配慮した作品を目指したら、表現行為そのものが萎縮してしまう、とも。
表現者の意図と受け止める側の気持ちが噛み合わない問題に関して、いつも思い出すのがジョンヒョンのことです。
数年前に掲載された記事なのですが、ジョンが、ラジオ番組の中で発した言葉をきっかけにして、当初は批判的な反応を寄せたフェミニストの方と、ジョンが対話を重ねていったことがあります。そのことについて、社会学者が評論している記事があります。
一部引用すると、ジョンは、
私の過ちを指摘する人の視線やその考えを正確に理解し、誤った私の考えを正していくのが、学ぶ人生の基本だと思います。(・・・・中略)もし私の話が誰かに不快感を与えたのだとすれば、それがどの部分であったのか正確に知りたくてこのようにメッセージを残しています。
とSNSに掲載して、対話を呼びかけました。
とても読み応えがあるので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
ちなみに、この記事を読んで、ryoyuはますますジョンヒョンという人に惚れ込み、ズブズブ沼に入っていったのだ、ということを暑苦しく書いたブログ記事がこちら。
⇩
読み返すと、顔から火が出そうですが、この記録を残しておいたおかげで、当時の自分の気持ちや考えを振り返れます。ほんとに、思考は記録しておいたほうがいいですね!
当時の自分を褒めてやろう。←
ジョンは、この対話を呼びかけるSNSを掲載することを、会社側と相談したのでしょうか。
その点は分からないのですが、もしかしたら会社側からは「余計に炎上するだけだからやめておきなさい」と止められたのを押し切って投稿したか、あるいは、相談せずに自分の判断でSNSに投稿したかもしれません。
それでも、自分の発言に最後まで責任を持とうとしたジョンヒョンを心から尊敬します。
今、推し活をしていて、心配になるのは、彼ら、彼女らが、発信したことや行ったことに対して責任を持つ機会を与えられていない場面が多すぎやしないか、ということ。
ルーカスの時もそう。
SHINeeの一連のときもそう。
そんなに、会社側から強い圧力を受けているのだろうか?
いや、でも、ジョンヒョンは発信してきたよね。
やろうと思ったら、どんな方法でも、どんなタイミングでも、何か策はあると思うんですよね。
何も言われないことで、更に遠くなってしまったりしたら、元も子もないじゃんって。
会社や運営側の意向がもちろんあるだろうことは百も承知です。けれども、アーティストとして、ファンと向き合うアイドルとして、ファンが心配になったり不快に感じたりした時に、直接、彼らの考えや思いを聞く機会が欲しい。
それが賛同できる内容じゃなかったとしても、全然いいんです。
そんな風に考えてたんだね、って。その人の思いや気持ちを知れるだけで、こちらもさらに考えることができるし。
そういう対話をできるような関係性が、理想なんだけどなあ。
ちなみに、テンさんやシャオちゃんは、bubbleとかで割と内面的なお話をしてくれることが多いので、すごく近くに感じます。
イリチルのEarthquakeに関しては、リリース時のVLIVEで緊急地震速報が鳴って、その時に一部のメンバーのリアクションが問題になりました。そのメンバーたちはインスタですぐに謝罪文を出してました。
そういうのがファンにとっては一番嬉しいことなんです。
完ぺきを求めている訳ではない。
だって、彼らも人間だもの。←定期の「みつを」風
良いことだけじゃなくていいんです。
もしかしたらお互いガッカリするようなこともあるかもしれない。でも、それでもいい。
もっと対話ができたらいいな。
さあ、17日はいよいよWayVのデビュー3周年ですね♫
7人揃って欲しいのはヤマヤマだけれども、まだ、難しいのであれば待つよ。
では、また〜。
【追記 2022/1/16 9:00AM】
記事をアップした後すぐに寝てしまい、今朝、津波警報のことを知りました。
今回の記事は前々から、今の考えをまとめて記録しておきたいと思っていたもので、時間と気持ち的な余裕が少しできたタイミングで書いて公開したのですが、意図せずこんなタイミングに…。
今回の記事がブーメランのように自分に突き刺さる…。
「表現」するって本当に難しいです。
でも、ジョンヒョンのように、発言に責任を持ちたいので、このままにさせてください。
読みに来てくださってありがとうございました。
※Youtubeお借りしました。